日原鍾乳洞探検
2005年 10月 09日
大人の泥遊び、鍾乳洞探検に参加してきました♪
鍾乳洞好きな私は、岩手の「龍泉洞」や福島の「あぶくま洞」には行ったことがありましたが、今回出かける場所は・・・特別なのです。
場所は奥多摩の日原鍾乳洞。
ガイドさん案内のもとに、ヘルメット、ヘッドライト、つなぎを着用してのケービング体験なのでした。はぐれたら一人では帰れない、一般人立ち入り禁止の真っ暗な洞窟を進みます。
まさしく大人の体験って感じですね~。
前日からワクワクして眠れませんでした~。
10月1日晴天 ヽ(´ー`)ノ
7:44分新宿発「ホリデー快速おくたま号」で、奥多摩駅9:14分着。
新宿から1時間半、1050円で同じ東京とは思えない景色とおいしい空気に出会えました。
今回お世話になるののは「ねねんぼう」のスタッフいかちんさんと&パイオニアケイビングクラブの有志の方々、山コミュの皆様です。まずは「ねねんぼう」にてツナギに着替え、鍾乳洞の成り立ちやケービングの注意点など勉強。
玄関から見事な円錐形の稲村岩がにょっきり見えました。2時間ぐらいで登れるコースもあるみたい。紅葉の季節はキレイだろうなぁ♪
いよいよケービングとドキドキしていたら・・・。
まずは練習用の洞窟で力試しだそう。これが練習用なんかじゃないっ!ひぇ~って感じでした。
洞窟の入り口はかなり狭くて、大人一人がやっと通れるぐらいでした。
しかも1.5mぐらいの縦穴をチムニーで降りなくてはならないという・・・。チムニーって知ってますか?(居酒屋じゃないですよ) 自分の手と足を岩に突っ張らせて降りたり登ったりするんです。もちろん初体験!いろんな筋肉使い果たしました。ふぅ~。
入り口近くの壁面は、松明のススで黒ずんでます。
日原鍾乳洞も同じ理由で旧洞の壁面が黒ずんでいるそう。
練習の後は、高さ90mの細長い梵天岩が見える川原で昼食。
水は冷たくて、すごーくキレイ♪
美しい自然の中で食べる食事は格別ですね~。
これだけで参加してよかったと思っちゃう!
さぁ、いよいよ入洞!
石灰岩の絶壁を右手に見つつ、洞窟へ向かいます。
入り口は川の近くにあるのです。こんな場所、よく見つけたなぁと思う。
日原鍾乳洞は、今から約1200年前に発見され、全長約800m。そのうち500mほどが見学コースになっているとか。関東最大なんだって!まずはさらっと観光洞を見学。「香炉岩」「地獄谷」「天井知らず」など、裏話も聞きつつ見学。
「三途の川」には角がとれた丸い石がありました。みんなでローリングストーンをしばし観察。
洞窟内は普通、苔さえも生えないそうですが、蛍光灯の明かりの下は苔がフサフサでした。
自分では気づかないこといっぱいあります。ガイドさんがいるっていいなぁ。
江戸時代には山岳信仰の対象だったらしく、仏教関連の名前がついた石筍や石柱、岩がたくさんありました。よーく見ると岩のところどころに古銭がめり込んでます。渡来銭や寛永通宝らしいです。すでに形をとどめていませんでした。
十二薬師さまに道中の安全を祈り、立ち入り禁止の金網をはずして探検開始!
真っ暗闇です。仲間のライトが頼り・・・。
ヘッドライトが輝く星のようでキレイだなぁ・・・。
みんな、無事に帰ってこようね!
入り口は細く、狭く足場も悪く・・・
でも探検隊は気にせず、ドンドン奥を目指して突き進みます。
どこまで行ったら終わりなのかも知らないまま・・・
しばらく進むとホフク前進コースが。超セマ!頭をガンガンぶつけました。ヘルメットがあってよかった。鍾乳石は3センチ伸びるのに200年かかるとか。壊さないように気をつけないと!
突然、現れた大空間!
ここは鍾乳洞というよりは洞窟。ゴツゴツの岩だらけです。
上からは水滴が滴り落ち、自分達の話し声以外は聞こえません。
手頃な石に腰掛けて、思い思いに休憩。
いかちんさんが「目が慣れることのない暗闇を体験しよう」と提案し、みんなでヘッドライトを消しました。真っ暗~。
修験者はこの暗闇で何を思っていたのでしょう?見えないものが見えたのかな。この暗闇で私が見えたのは満天の星空でした(プラネタリウムと間違えてる?)。水音だけが聞こえる空間は瞑想するにはうってつけですね。
洞窟探検も終盤戦。ツワモノ揃いのメンバーは最奥部へと向かいます。ここでリタイアが2名出ました。私は・・・
もちろん、リタイア組みです。
だって、こんなに狭い場所いくんですよ。苦手なチムニー必須だし。体力的に自信がないので、ここでメンバーを見送りました、残念!
どんどん遠くに行ってしまうみんな、
凄すぎる~!!
それに較べて、ひ弱な自分。゚(゚´Д`゚)゚。うぇーん。
イジイジしていたら、パイオニアケイビングクラブのお兄様が、ジッとしていると寒くなるから(洞内は平均11℃)とよわよわ向けに、別コースを案内してくださいました。ありがたい♪
川が流れている穴や、きれいな岩・・・帰路迷わないために印がつけられた場所もあったんですね。進んでいる時は気づかなかったなぁ。
思ったよりも帰路は楽でした。あっという間に観光洞に出られました。脱出成功!無事、明るい世界に戻れたぁ。
時間もあったので、ドロドロのツナギ姿にヘルメットで観光洞を散策。観光客から声をかけられたり、指差されたり・・・恥ずかしいような、嬉しいような。がま岩、縁結び観音もありましたよ。
かなり熱心にお祈りするリタイア仲間Tちゃん(笑)。私もお祈りしてきました~。
それから水琴窟(古銭の形?)。地中に埋められた瓶に水滴が落ちて響く音、癒し系ですね。実は杉並にもあるんですが・・・ここの方がムードがあってよいなぁ。
ツナギはドロドロ、あちこちに青あざ、ホフク前進とチムニーを覚え、暗闇と静寂を体験し、ちょっぴりいかした大人に近づけた気がします♪
ガイドのいかちんさん、パイオニアケイビングクラブの方々、企画してくださったMさん、初参加の私を優しく見守ってくださったみな様、ありがとう!ヨワヨワなりに、とても楽しい探検でした。
注)鍾乳洞探検には許可が必要です。勝手に入らないでね!
鍾乳洞好きな私は、岩手の「龍泉洞」や福島の「あぶくま洞」には行ったことがありましたが、今回出かける場所は・・・特別なのです。
場所は奥多摩の日原鍾乳洞。
ガイドさん案内のもとに、ヘルメット、ヘッドライト、つなぎを着用してのケービング体験なのでした。はぐれたら一人では帰れない、一般人立ち入り禁止の真っ暗な洞窟を進みます。
まさしく大人の体験って感じですね~。
前日からワクワクして眠れませんでした~。
10月1日晴天 ヽ(´ー`)ノ
7:44分新宿発「ホリデー快速おくたま号」で、奥多摩駅9:14分着。
新宿から1時間半、1050円で同じ東京とは思えない景色とおいしい空気に出会えました。
今回お世話になるののは「ねねんぼう」のスタッフいかちんさんと&パイオニアケイビングクラブの有志の方々、山コミュの皆様です。まずは「ねねんぼう」にてツナギに着替え、鍾乳洞の成り立ちやケービングの注意点など勉強。
玄関から見事な円錐形の稲村岩がにょっきり見えました。2時間ぐらいで登れるコースもあるみたい。紅葉の季節はキレイだろうなぁ♪
いよいよケービングとドキドキしていたら・・・。
まずは練習用の洞窟で力試しだそう。これが練習用なんかじゃないっ!ひぇ~って感じでした。
洞窟の入り口はかなり狭くて、大人一人がやっと通れるぐらいでした。
しかも1.5mぐらいの縦穴をチムニーで降りなくてはならないという・・・。チムニーって知ってますか?(居酒屋じゃないですよ) 自分の手と足を岩に突っ張らせて降りたり登ったりするんです。もちろん初体験!いろんな筋肉使い果たしました。ふぅ~。
入り口近くの壁面は、松明のススで黒ずんでます。
日原鍾乳洞も同じ理由で旧洞の壁面が黒ずんでいるそう。
練習の後は、高さ90mの細長い梵天岩が見える川原で昼食。
水は冷たくて、すごーくキレイ♪
美しい自然の中で食べる食事は格別ですね~。
これだけで参加してよかったと思っちゃう!
さぁ、いよいよ入洞!
石灰岩の絶壁を右手に見つつ、洞窟へ向かいます。
入り口は川の近くにあるのです。こんな場所、よく見つけたなぁと思う。
日原鍾乳洞は、今から約1200年前に発見され、全長約800m。そのうち500mほどが見学コースになっているとか。関東最大なんだって!まずはさらっと観光洞を見学。「香炉岩」「地獄谷」「天井知らず」など、裏話も聞きつつ見学。
「三途の川」には角がとれた丸い石がありました。みんなでローリングストーンをしばし観察。
洞窟内は普通、苔さえも生えないそうですが、蛍光灯の明かりの下は苔がフサフサでした。
自分では気づかないこといっぱいあります。ガイドさんがいるっていいなぁ。
江戸時代には山岳信仰の対象だったらしく、仏教関連の名前がついた石筍や石柱、岩がたくさんありました。よーく見ると岩のところどころに古銭がめり込んでます。渡来銭や寛永通宝らしいです。すでに形をとどめていませんでした。
十二薬師さまに道中の安全を祈り、立ち入り禁止の金網をはずして探検開始!
真っ暗闇です。仲間のライトが頼り・・・。
ヘッドライトが輝く星のようでキレイだなぁ・・・。
みんな、無事に帰ってこようね!
入り口は細く、狭く足場も悪く・・・
でも探検隊は気にせず、ドンドン奥を目指して突き進みます。
どこまで行ったら終わりなのかも知らないまま・・・
しばらく進むとホフク前進コースが。超セマ!頭をガンガンぶつけました。ヘルメットがあってよかった。鍾乳石は3センチ伸びるのに200年かかるとか。壊さないように気をつけないと!
突然、現れた大空間!
ここは鍾乳洞というよりは洞窟。ゴツゴツの岩だらけです。
上からは水滴が滴り落ち、自分達の話し声以外は聞こえません。
手頃な石に腰掛けて、思い思いに休憩。
いかちんさんが「目が慣れることのない暗闇を体験しよう」と提案し、みんなでヘッドライトを消しました。真っ暗~。
修験者はこの暗闇で何を思っていたのでしょう?見えないものが見えたのかな。この暗闇で私が見えたのは満天の星空でした(プラネタリウムと間違えてる?)。水音だけが聞こえる空間は瞑想するにはうってつけですね。
洞窟探検も終盤戦。ツワモノ揃いのメンバーは最奥部へと向かいます。ここでリタイアが2名出ました。私は・・・
もちろん、リタイア組みです。
だって、こんなに狭い場所いくんですよ。苦手なチムニー必須だし。体力的に自信がないので、ここでメンバーを見送りました、残念!
どんどん遠くに行ってしまうみんな、
凄すぎる~!!
それに較べて、ひ弱な自分。゚(゚´Д`゚)゚。うぇーん。
イジイジしていたら、パイオニアケイビングクラブのお兄様が、ジッとしていると寒くなるから(洞内は平均11℃)とよわよわ向けに、別コースを案内してくださいました。ありがたい♪
川が流れている穴や、きれいな岩・・・帰路迷わないために印がつけられた場所もあったんですね。進んでいる時は気づかなかったなぁ。
思ったよりも帰路は楽でした。あっという間に観光洞に出られました。脱出成功!無事、明るい世界に戻れたぁ。
時間もあったので、ドロドロのツナギ姿にヘルメットで観光洞を散策。観光客から声をかけられたり、指差されたり・・・恥ずかしいような、嬉しいような。がま岩、縁結び観音もありましたよ。
かなり熱心にお祈りするリタイア仲間Tちゃん(笑)。私もお祈りしてきました~。
それから水琴窟(古銭の形?)。地中に埋められた瓶に水滴が落ちて響く音、癒し系ですね。実は杉並にもあるんですが・・・ここの方がムードがあってよいなぁ。
ツナギはドロドロ、あちこちに青あざ、ホフク前進とチムニーを覚え、暗闇と静寂を体験し、ちょっぴりいかした大人に近づけた気がします♪
ガイドのいかちんさん、パイオニアケイビングクラブの方々、企画してくださったMさん、初参加の私を優しく見守ってくださったみな様、ありがとう!ヨワヨワなりに、とても楽しい探検でした。
注)鍾乳洞探検には許可が必要です。勝手に入らないでね!
by pinkno-kobuta
| 2005-10-09 00:44
| 東京■公園・おでかけ